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川崎フロンタ-レの今季の「醜態」ぶり…。そして私的な「相馬監督辞任要求」宣言(理性面)

 久しぶりに、私の愛する川崎フロンターレについて一筆。


 2011年シーズン終盤、34試合中31試合を終えたこの文章執筆時点で、勝ち点38の12位。降格圏16位の甲府とはたった8ポイント差・・・。厳しいシーズンになると個人的には元から覚悟してはいたが、こういう現実を実際に突きつけられると、やはり哀しい気持ちは隠しきれない・・・。


 今シーズン、川崎フロンターレのフロントは、真のJ1チームとしての土台を築いてくれた功労者の一人である相馬直樹氏を新監督として据えた。その時点で、個人的には不安を多く感じさせられた。監督としてはJFLのチームを1年率いただけの経験の無さや、そんな「新人監督」にいきなりJ1でここ数年トップレベルを維持し続けているフロンターレを任せていいのかという疑問、川崎Fフロントは多分にウェットな気持ちに流されてこういう決断を「してしまった」のではないかという懐疑・・・。挙げればキリがないが、とにかくそういったたくさんの不安要素を、少なくとも私は、相馬監督就任の話を聞いた時から感じていた。

 それでも、ここまで個人的に相馬体制を公に批判してこなかったのは(このブログだけでなく、TwitterやSNSなど、インターネット上全ても含めて)、フロントや相馬監督の意向や理想(と思われるもの)を尊重していたからだ。フロンターレは、確かにJ1でトップレベルのチームにはなったが、未だ待望されるタイトルには恵まれていない。それをつかむにはある程度の「改革」が必要だし、「改革」には「痛み」が伴う。少なくとも、1~2シーズン程度は「順位的に」迷走する事があったとしても、それを「糧」として、近い将来タイトルが取れるようなチームに「生まれ変わらせる」・・・。それが、フロンターレの求めた「改革」と、それに伴う「痛み」の具体的な姿であり、その役割を相馬新監督に委ねたのだ。・・・・・・しかし、ここまでの現実は果たしてどうか!?


 シーズン序盤はそれなりにうまくいっていた。バルセロナさながらの、運動量を駆使したハードワークサッカーで、それなりの結果を残せた。・・・しかし、こんなサッカー、気候の安定した欧州ならほぼシーズン通して出来るかも知れないが、酷暑を含めた厳しい、かつ悪い意味で不安定な気候の日本で、ずっと続けられるワケがない。その事を相馬監督もわかっているだろうから、段々とサッカースタイルを柔軟に変えてくるだろう、と思っていたが、そんな期待は見事に打ち破られた・・・。

 ハードワークサッカーに固執したツケは、梅雨前あたりから既に出始めてしまっていた。フィジカル・コンディションを乱す選手が続出し、チームは段々と勝ちづらい体質になっていってしまった。当然のごとく、故障者も多く発生し、悪い状況を後押しした。更に、東日本大震災の影響で、夏前のブレイクが消滅してしまったのも痛かった。そして結果的に、チーム・ワーストの8連敗を含めた、特にリーグ後半から今に至るまで続いている、「全然勝てなくなった」状況は、全くもって目も当てられない「醜態」ぶりだ。


 個人的に、相馬監督の「監督」としての「資質」自体にかなり疑問を抱くようになったのが、第17節対清水戦と、第18節対鹿島戦の、「ケガの功名」的勝利/引き分けを得た「以降」の事だ。この2試合、どちらも劣勢の状況の中、どちらもレッドカードで退場者を出してしまった試合だったが、その退場で10人になった事を機に、ハードワークサッカーから省エネサッカーになるという、選手間で自然発生的に「Bプラン」が発動し、それが功を奏して、前者は勝利、後者は引き分けにまで持って行けたゲームである。・・・これらが意味するものは非常に大きかった。ハードワークサッカーに固執する必要はないこと、省エネサッカーをしてもうちは勝てるチームであること、試合中に戦術プランそのものをガラッと変える事がこのチームは出来ること、その事が戦術的に非常に大きい効果を生むこと等々、「学ぶべき」ことが多分に詰まったゲームだったからだ。・・・しかし、それらを相馬監督は、新人監督らしく謙虚に学べたのだろうか?・・・残念ながらそうでないことは、それ以降の試合内容が証明している。・・・この一件だけでも、私は「監督」としての相馬直樹に、激しく失望してしまった。


 結局、最初目指していたであろう「将来につながるサッカー」は、全然結実することなく、悪影響ばかりを残す結果となった。そして、8連敗の後あたりで、さすがにJ2降格の危機を無視できなくなり、おそらくは「ひとつひとつの試合を勝っていく」事に集中した、ある意味「対処療法的なサッカー」に切り替えた節があるが、それすら出来ていない。ホームで新潟や大宮など、同じような状況にいるチームにすら負けていることがいい例だ(たとえ元からオレンジなチームが苦手と言えど)。・・・そして、こういった現実を「認識」した今となっては、もはや私は、相馬体制をこれ以上擁護する気になれなくなってしまったというわけだ。


 相馬監督以外にも、彼を監督として据えたフロントや、それを適切にサポート仕切れなかったコーチ陣等にももちろん責任はあるが、今季、これだけ「酷い」サッカーになってしまっているのは、明らかに相馬監督に責任が求められることだ。・・・そういうわけで、もはや相馬体制を擁護する気になれなくなった私は、はっきりとここで明言する。

相馬監督、辞めて下さい。

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