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2012年シーズン開幕直前における、川崎フロンターレ応援に関する所信表明

 この原稿の執筆時点が2012年3月3日。J2開幕直前日であり、J1開幕を1週間後に控えたタイミングである。この時点で、私が長年愛する、川崎フロンターレに対する今年の応援についての、個人的な「所信表明」を、ここに記しておきたいと思う。

 (あくまで)個人的な、今年のフロンターレに対する基本的な応援スタンスは、以下のようになっている。


「選手は例年通り(あるいはそれ以上に)がんばってくれることはもうわかっているので、選手に対しての応援を怠るようなことはしない。問題はやはり、監督とフロントが「どれだけ早く体制改革できるか」という点に尽きる。それがあまりに遅い、あるいは失敗的結果に終わるような事があれば、今年は、J2降格すら覚悟しなければいけない、と個人的には考えている。」


・・・この文について、特に最後のJ2降格まで言及した事については、同じフロンターレを応援する人ですら異論が飛び出るとは思うが、現実を現実として考えた時、やはり今のフロンターレの現状(特に現場~監督~フロントレベル)が危機的なねじれ状況に陥っていることは認めなければならないし、そうである以上、J2降格の可能性は避けて通れない話である。

 実際、去年ですら、J2降格の危険性を何とか切り抜けての11位という結果であった。それも、シーズン初期の貯金があったから何とかなった話であり、それがなかったら、明らかにJ2に降格していたぐらい、特に後半から終盤にかけては、目も当てられない状況だった。これだけでも、J2降格を論じなければいけない根拠として十分であるし、何より、近場の火事を見逃すわけにもいかない。一昨年、お隣のFC東京がJ2降格するなど、一体誰が予測し得ただろうか?そして、その時のFC東京より、今のフロンターレは体制的にしっかりしているなどと誰が言えるだろうか?・・・この2点だけでも、J2降格というファクターは、今のフロンターレにとって外せない問題であることは明らかだ。


 ・・・とにもかくにも、現状のフロンターレの問題は、あれだけひどい内容や結果しか残せなかった相馬が監督で在り続けていることと、その相馬体制を根拠なく支持し続けるフロントが存在し続けている事に尽きる。単純に、何の実績も無いと言って差し支えない新人監督が、あれだけひどい内容や結果を残せば、普通のサッカー観で考えれば、まず間違いなくシーズン途中での解任・辞任、というのが「常識」である。それをシーズン終了後ですら解任しないどころか、続投させたなどというのは、正直「どうかしている」という声が出てきたっておかしくない話である。・・・チームを一番左右する存在である「監督」というポストとその周辺がこんな話になっている限り、今のフロンターレを覆う闇が晴れることは、まず無いであろう。

 その相馬体制を見限ったかのように、このオフは多くの選手やコーチ陣が出て行ってしまったが、一応それを埋めるだけの補強は出来ている。現状を打破する一番の近道はおそらく、刷新・強化されたコーチ陣が、早い段階でチームの指揮権を相馬から奪い取ってしまうという線だろう。無能な、だけど置き換えが出来ない、というのが今の相馬だとすれば、傀儡にしてしまうのが一番手っ取り早い。傀儡にされた事に怒って相馬自らが辞任してくれる、という将来的プランも見えるこの策が、おそらくは一番効果的かつ即効性の高い、現状の解決策であろう。


 ただ・・・監督問題すらこれで解決できるかわからないのに、他にもまだ目立つ問題がいくつかある。個人的に一番問題、というより不安視しているのは、いきなり3人もブラジル人選手を補強し、その3人が全て重要なポジションで最初から活躍する事を半ば「前提」にしているように見える点である。補強した3人とも、それぞれがポテンシャルを持ったいい選手であることは認めるが、3人が3人ともいきなり日本(Jリーグ)に馴染めるか否か、という点はまた全然別の問題である。過去のフロンターレの補強を鑑みれば、それもおおよそクリアしている実績はあるものの、100%では決して無いし、それが3人が3人とも、となると、ある意味ギャンブルじみた印象すら受ける。しかもその3人を新チームの中核として最初から計算している、という話に至っては、本当に「ギャンブル」としか思えなくなってしまう。・・・もちろん、単純にスカウト陣は例年通りいい仕事をしているのは間違いないので、この「ギャンブル」が成功する事は個人的に切に願うものの、それが成功するか否かの大きな鍵を握る一人が相馬であることは、そういった気持ちを委縮させるに十分な話であることもまた間違いない・・・・・・



 既に結構長文になってしまったので、「所信表明」としては、これぐらいにしておく。・・・毎年、シーズンの開幕前に、あーだこーだ言うのは、サカオタとしてはある意味楽しみであるはずなのだが、今年はここまで書いた通り、暗い話題ばかりしか思い浮かばないのは、本当に哀しい。とにもかくにも、個人的には、J2降格を覚悟しつつも、それを回避するためにも、早期に相馬体制が崩壊することを願ってやまない、そんな心情なのである。。
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