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新型PSVita&SONY(SCE)に大声で言いたい(怒りたい)こと

 つい先日、2013年9月9日に、新型のPlayStation Vita「PCH-2000シリーズ」が発表された。・・・実は私は、8月頭にそのPSVitaを購入したばかりだった(~_~;)。・・・まあ、価格はほぼ据え置きだし(同時発表された「VitaTV」は置いておいて)、それ以外の変更点も初代機(PCH-1000シリーズ)からの「マイナーバージョンアップ」レベルな話がほとんどなので、それほど目くじらを立てる話ではないかも知れないが、それでも既存Vitaユーザーとして、大声で言いたいことが2つある。


 ・・・その前に、今回発表の新機種で、おそらく一番目を引いた変更点は、画面が有機ELから液晶に変わったという事だろうが、その点については少なくとも私は特に怒ったりはしていない。有機ELは、確かに液晶に比べて利点が多いモノだとは思うが、その有機ELを強力にプッシュしていた頃のSONYと、今のSONYとでは全然状況が違っている。初代Vitaが発売されたのは2011年12月のことだが、これより更に前(2010年)には世界的不況等の事情により、SONYは有機ELから事実上手を引いた格好になっているし(初代Vitaの有機ELも他社からの供給)、今現在では、有機ELの存在自体は消えてはいないものの、市場はほぼ特定企業1社の独占状態にあり、そんな中では当然コスト高となる有機ELを、不況が全然止まない昨今で採用し続ける理由の方が探しにくいぐらいだ。・・・そういうわけで、画面が有機ELから液晶に変わったという話は、少なくとも私の中では「ある意味当然」な話だったので、別に怒る必要もなかったというワケである。(むしろ初代Vitaを保有している人にとっては、この有機ELの存在こそが、後継機に対して誇れる数少ないアドバンテージであるかも知れない)


 私が怒っている2つの点の内1つ目は、充電用端子がMicroUSBに変更された事である。初代Vitaの充電用端子は、「マルチユース端子」というVita独自のモノで、当然標準で付いてくる充電器(兼USB接続ケーブル)以外を使う際には、そのVita専用の「マルチユース端子」に対応した充電器やUSBケーブルを購入する必要があった。更に言えば、USB充電に対応させるためには、USBケーブル側もある種の対応が必要だったため、特にモバイルバッテリー等からの充電が結構困難で複雑な話になってしまっていた。・・・これほどユーザーに「不便」を「強要」してまで採用していた「マルチユース端子」を、「その『マルチユース』は一体どんな機能を実現するのか?」という単純な疑問をほぼ全く解決しないまま、いとも簡単にMicroUSBに置き換えられてしまった!!こんな話に、不便すぎる「マルチユース端子」を強要されてきた既存ユーザーとして、怒らないでいられようか!?だいたいそんな体たらくなら、最初からMicroUSBを採用していれば済んだ話ではないか!!!!


 もうひとつ怒っている点は、新機種になっても、やはり外部メモリーカードが専用の高価なモノのままだということである(新機種発表時に多少の値下げはされたが)。このVitaのメモリーカードが「専用」なのは、Wikipediaによると、「セキュリティの問題と汎用性ゆえにカードの性能が一定せず作り難いというゲーム開発側からの苦情があったため」という事らしいが、だとすると結局、前述の充電端子問題も含めて、SONY(SCE)という企業は、「ユーザーの利便性」などという言葉などほとんど「無視」している企業だ、と言わざるを得ない。メモリーカードを専用にした理由は結局、「SONY(SCE)とゲームメーカーのため」であり、そこには全く「ユーザーのため」などという概念は存在していない。自分達の利益や利潤を守ることばかり優先させて、実際に使用する「肝心な『はず』」のユーザーの存在など、全く意識されていないのだ。

 ・・・正直、私自身も含めた初代Vitaユーザーからしてみれば、今までのメモリーカードが使えなくなる、という状況が実際に来たら、それは確かに痛い。しかし、やはりそもそもVita専用のメモリーカード自体が高額であるのは否めない事実だし、それを是正する(SDカード等の汎用メモリーカードに置き換える)事を「英断」するのであれば、それは今しかなかったはずだ。そういう意味でも、今回のメモリーカードはそのまま、という話は、怒りと共に残念な気持ちがこみ上げてくる。

 この件で他機種の動向を引用すると、例えばNintendo 3DSやWiiでは、ゲームのダウンロード先には普通のSDメモリーカードが採用されているので、ますますもってSONY(SCE)が専用メモリーカードを「強要」してくる根拠が薄弱になってくる。メモリーカードの性能が一定しない、という点では、例えばSDカードなら「『PSVita動作保証』の表示がないSDカードは使わないで下さい」と呼びかけたり、動作の検証テストでOKが出たSDカードのメーカー・型番等をホームページなどで告知したりすればそれで済むことである。また、セキュリティ問題(海賊版行為等)の方は、そもそもメモリーカードがどんな形態であろうと、ゲームのソフト部分を吸い出すこと自体からして「違法」であるはずだし、そもそもそういった事を厳しく取り締まる枠組みは、もう既に結構出来上がっていて、実際海賊版行為等の実際の検挙数は、ここ数年相当激減しているはずである。・・・それに何より、特にiTunesStoreでのプロテクト無し楽曲の流通で世界規模的に証明された、「コンテンツを適正な価格で販売すれば、自ずと海賊版行為は淘汰される」といった「概念」は、相変わらず日本では「無視」され続けている。・・・果たして一体、「海賊版行為をする1%未満を厳しく取り締まるあまり、正規に購入している99%以上に多大な不便をかけている」という状況が、いつになったら改善されるというのだろうか・・・・・・


 とにかく、今回の私の「怒り」についてまとめると、「やっぱり結局、『ユーザーのため』とか『ユーザーの利便性』なんか、ちっとも考えていないじゃないか!!??」という点に尽きる。・・・別にSONY(SCE)だけじゃなく、特に日本の大企業全体に言いたいことだが、いい加減ホント、自分達の利益とかばかり考えてないで、実際に購入・使用する「ユーザー」の方にも目を向けなさいよ。長い目で見れば、そうした方が、絶対に将来的には「信用」とか「信頼」といったモノにつながって、結果的にそれは、純粋な経済的利益や利潤を更に膨らませてくれる以上の貢献をしてくれるはずなんだから・・・。(きれいごとを言ってるワケじゃなく、いわゆるWin-Winの関係性に出来るし、その方がお互い得だって事を言いたいだけ)
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