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[日本代表の戦いが終わって1]やっぱり予選敗退・・・個人的には予想範囲内だが、これ以降が非常に心配

 観る気は全然なかったのだが、最近体内時計が狂いまくりで、全然寝付けなかったので、結局暇つぶしがてら観てしまった日本×ブラジル戦・・・

 この試合で改めて感じたこと。それは、

「次元が違う」

・・・ことである。

 そもそも、昨夜のフジテレビで放送された、イタリア×チェコ戦を観た時点で、私は絶対に日本はブラジルに勝てるわけがないと確信していた。この2試合を続けてみると、その理由がよくわかる。とにかく色んなプレー・局面において次元が違いすぎるのだ。

 イタリア×チェコ戦では、日本戦やJリーグなら絶対ファウルで止められるようなシーンですら、審判は流していた。この時点でもう「次元が違う」要因に十分なり得るのだが、一番「次元が違う」と感じた部分は、やはり「プレーの精度」である。

 前半、確か17分頃、加地が右サイドかなり奥に侵入し、しかもブラジルのマークを外して、時間的にもスペース的にも、加地はほとんどフリー状態だった。しかしここで上げたクロスに精度はなく、結局好機を逃してしまう。このシーンに限らず、これまでの日本代表で、こういう場面で精度を欠くシーンがいくつあったか数え切れない。

 これがブラジルやイタリア、チェコといった「本当の一流国」になると話が違ってくる。精度が段違いなことはもちろんだが、例えば前述のシーンと同様にサイドからクロスが上がったとしたら、ペナルティエリア内で激しい攻防が行われる。そしてその激しい攻防の末、一流国同士では「虎の子」といっていいぐらいの意味を持つゴールが生まれるのだ。「一流国だって、そう簡単に点は入らんないじゃん?」って思われてる方も多いと思うが、一流国の場合、そこへ至る過程の次元からして、日本と段違いなのである。

 今回の日本×ブラジル戦は、本当に「異次元」のチームと対戦してしまった、という感情が残ってしまった。日本は先制点こそ挙げたものの(この時のプレーだけは、ブラジルの「次元」に近づいていたかも知れないが)、それが「王国」ブラジルに火をつけてしまう結果となった。90分の中で、唯一ブラジルの次元とほぼ同レベルでプレーしていたGK川口をもってしてもその攻撃を止めることは出来ず、結果はみなさんもご存じの通り、4-1という「惨敗」であった・・・。


 結局、何を言いたいのかというと、まだまだ日本は「世界」のレベルからは全くもって程遠い、ということである。以前にも書いたことだが、ワールドカップの地区予選で一番簡単に突破できる地区を選べと言われれば、少しでも「世界」のサッカーを知っている人なら、迷わず「アジア」と答えるだろう。実際、アジア地区から決勝トーナメントに進める可能性が残っているのは、韓国ただ1国だけである。そしてその韓国の出来如何によっては、アジアの出場枠が削られる事態になっても、少なくとも日本は甘受するしかあるまい。


 とにかく、良くも悪くも、私の予感は当たってしまった。今回のワールドカップはサッカーの本場ヨーロッパでの開催で、多くの強豪国のプレーヤーはそのヨーロッパを舞台にしている。移動時間や気候等の条件も含めて、今回のワールドカップは、強豪国にとって「ホーム」であるわけだ。逆にそのヨーロッパから「極東」と称される日本などにとっては、この環境は「アウェー」以外の何ものでもない。だから今回、02年のような「波乱」がほとんど起きないであろう事は、「日本が予選敗退することも含めて」、私は大会前から予言に近い確度で予想していた。そしてそれは、今のところ、かなりの正確に「現実」となっている。


 ただ・・・個人的に今回の日本予選敗退は折り込み済みなことではあるものの、これによって生じる余波、つまり「日本のサッカー熱が冷めてしまうのではないか!?」という心配が、ここに来て私の中で現実味を強く増してしまった。Jリーグはもちろん、これ以降の代表の試合に今までのような人気が集まらない可能性も十分あり得る。その上、次回のワールドカップ予選からは、あのオーストラリアがアジア地区からのエントリーで参戦するのだ。こうなると、日本で「黄金世代」と言われた選手達が過渡期を超えたファクターも含めて、地区予選突破すらままならない状況も十分に考え得る。そしてそれが現実になったら、日本のサッカー熱が冷めていくことは「確実」である。

 世界的に見ても、クラブ(Jリーグのチーム)より代表の方がもてはやされているなどというのは、稀に見る逆転現象状態である。しかし日本は野球がナンバー1スポーツの国であり、そんな中代表の盛り上がりによって、何とかサッカーはナンバー2の地位を守ってきた。しかし・・・これ以降、その「ナンバー2」の地位すら危なくなってくるのは必至である。サッカーを愛する多くの日本人のひとりとして、そこまでいくような事態は何とか避けたいと切に願うが・・・・・・今日の試合は、それを裏切る要素に満ちあふれていたことは、もう誰もが認識していることである。

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