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最近のバラエティ番組を見ていて強く思うこと -- 視聴率10~15%程度の番組の話を「当たり前」にしないで欲しい

 私は普段、特にテレビについては、一部のバラエティ番組かスポーツ中継(スカパー中心。特に民放の中継は見るに耐えない)ぐらいしか見ていない。それは過去に、私が所属していた組織がテレビや報道機関等に何度か取材され、そして結果的に、ほぼどのメディアも真実を好きなように「曲解」した上で報道に乗せていた、という話を短期間に何度も体験させられたという、半ばトラウマ的な話があるからなのだが。

 そんなわけで、繰り返しになるが、普段バラエティ番組やスポーツ中継ぐらいしか見ていない私だが、特にバラエティ番組について、ここ数年で急速に増してきている不満的な思いがある。

 それは、多くのバラエティ番組において、「THE MANZAI」だの「R-1グランプリ」だのといったコンクール番組での話が、なかば「当たり前」の話のように、しかもかなり頻繁に話題にされるという事である。百歩譲って、そういうコンクール番組の優勝者がメインゲストとして出演している、という状況ならまだ許せるとしても、それにしてもその番組本体よりもコンクール番組での話の方がはるかに長かったり、そもそも優勝者すら出演していない状況ですらそういったコンクール番組の話が延々とされる、なんて話は、いい加減勘弁して欲しいと思う。

 だいたいからして、別にバラエティ番組に限った話ではないが、最近のテレビ番組は視聴率が十数%も取れれば「大成功」とされる時代である。スペシャル番組でやるお笑いのコンクール番組にしたところで、その事情は大して変わるわけではない。番組によって多少の増減はあろうが、せいぜい10~15%程度の視聴率だろう。それはすなわち、別の視点から見ると、「100人に10~15人しか見ていない」という事でもあるのだ。

 視聴率自体がそもそも信頼に値する統計値とは言えないので、一概に「100人に10~15人しか見ていない」と決めつけることは出来ないのは承知しているが、だがしかし、その視聴率を最も大切に扱うのは、他ならぬテレビ関係者である。そういうテレビの世界において、基本「100人に10~15人しか見ていない」話を、何でこんなに「当たり前」の話としてテレビの電波に乗せてしまうのだろう、と、最近のバラエティ番組を見ていると強くそう思ってしまうのだ。それらのコンクール番組の、最低でも優勝ネタ部分だけでも、例えばYouTubeなどに「公式」にアップされていればまだ話は別だが、「公式」どころかほぼ全てのそういった動画が「違法投稿」である以上、こういった要素を現実に勘案するわけにもいかない。

 とにかく、「100人に10~15人しか見ていない」話を「当たり前」のようにテレビでするのはホントやめて欲しいと切に思う。こういう話を「当たり前」のようにしたいのだったら、前述したようにYouTubeに「公式」にアップする等の、それなりの方策を施した上でして欲しい。そうでなければ、テレビ上でこういった話を「当たり前」にする「資格」自体がないと思う。雑誌や新聞等に限らず、テレビすらもインターネットやスマホ等の普及で急速に「衰退」している事実を、そういう時だけ都合良く忘れないで欲しい。・・・もう、「曲解」されまくったテレビ番組を見るのはたくさんだ。
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