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「リーグ・オブ・エンジェルズ2」なるゲームは「退会できない」というひどさ(+それに対する多少の自衛策)

 私事ながら、最近「リーグ・オブ・エンジェルズ2」なるゲームサイトに入会してみた。普段、私はゲームをあまりする方ではなく、今回みたいないわゆる「ブラウザゲーム」というモノ自体初体験だったのだが、ネットでこのゲームの話を見つけて、それなりに面白そうに感じたので、軽い気持ちで入会してしまった。

 しかし、実際やってみて、正直このゲームは私には合わないなと思ってしまった(あくまで個人の感想です)。そういうわけで、数日やった程度ながら、このゲーム「リーグ・オブ・エンジェルズ2」は退会しようと思ったのだが、ここで思いっきりひどすぎる話に遭遇してしまった。

 まず、「リーグ・オブ・エンジェルズ2」のサイト内に、退会に関する記述が一切ないのだ(この記事を執筆した3月初旬時点で)。「よくある質問」とかの場所を探しても、全然退会に関する記述が存在しない。それで仕方なく、「お問い合わせ」のフォームから運営側に退会したい旨の内容を送信したのだが、それで返ってきたメールは以下のようなものだった。



いやいや、ちょっと待て!これ、「退会」そのものが出来ないってことか!?しかもその「『退会』できない仕組み」を了承しろだと!?そんなのとても了承も何もできるわけがない!!ふざけるな!!!・・・と、私はある意味当然ながら、この返信の内容に怒り心頭になった。それですぐに抗議のメールを送り返したのだが、それから3日経って来た返信メールの内容は、以下のようなものだった。



・・・もうホント、あきれ果てるしかない。「退会できない」ことが「仕様」って、そんなバカなことあるか!?と叫びたい気分である。


 ただ、最初こそ本当に怒り心頭の私だったが、しばらくしてある事実に気がついた。そして色々リサーチなりを行った結果、少なくともこれ以上「リーグ・オブ・エンジェルズ2」側に、私の情報が漏れないで済む方法を見つけることができた。ただこれが、ややこしい話であることは確かなので、段階を踏んで説明していこうと思う。


 まず、「リーグ・オブ・エンジェルズ2」のサイトにアクセスすると、トップページに以下のような表示がある。



 「GAME START」の文字の下に、Yahoo!Japan、Google、Twitter、Facebookのアイコンが並んでいる。最近はインターネットやスマホアプリでもよく見られる仕組みだが、この「リーグ・オブ・エンジェルズ2」は、このサイトの専用アカウントを作成する必要がなく、Yahoo!Japan、Google、Twitter、Facebookのいずれかのアカウントを使用して、会員登録やログインをすることができる。

 こういう、Yahoo!JapanやGoogleといった、著名なサイトのアカウントを利用して、別のサイトやサービスにアクセスできる仕組みの事を「OpenID」という。

 「OpenID」では、基本的にそれを利用しているサイトやサービス側(「業者側」)に、会員個人の個人情報等は具体的に通知されない。その会員個人のメールアドレスすらわからない様になっている。では例えば、業者側が会員個人にメールを送りたい時などはどうするかというと、それは以下のような経路を通ることになる。

  業者側→→→(OpenIDのシステム・サーバ)→→→会員本人のメールアドレス

 これをもう少し具体的に説明すると、業者側は個人情報等を一切知らされない代わりに、その会員個人を判別するための「識別番号」をもらっている。それでこの場合だと、まず業者側は「識別番号xxxxの会員にこういうメールを送りたい」という事をOpenIDのシステム・サーバへリクエストする。そうすると、暗号化されているOpenIDのサーバ内で「識別番号xxxx」と「その会員のメールアドレス」が情報変換されて、その会員本人へ「メールの内容『のみ』」が届く、という仕組みになっている。

 つまりは、OpenIDでは、業者側は割り振られた識別番号しか知らされることなく、その識別番号を利用して、OpenIDのシステムに本人確認や諸連絡、課金決済といったことを「代行」してもらっているのである。確かにこういう仕組みならば、Yahoo!JapanやGoogle等のアカウントを、他サイトへのログインへ使用するという、ある意味「使い回し」的な利用をしたとしても、かなりの確度で会員側の個人情報は守られるはずである。[*]

[*]・・・ここでの「OpenID」の説明は、わかりやすいように「かなり大ざっぱに」表記している。少なくとも技術レベルでの説明なんかしているつもりは全然ないし、実際のOpenIDの利用で、業者側にどれだけ具体的な情報が流れているのかは判りようがない話であることには注意。

 ひるがえって、「リーグ・オブ・エンジェルズ2」に話を戻そう。「リーグ・オブ・エンジェルズ2」は前述した通り、Yahoo!Japan、Google、Twitter、Facebookのいずれかのアカウントでログインするようになっている。これはまさしく、OpenIDのシステムを利用している、という証拠でもある。

 そうなると、「リーグ・オブ・エンジェルズ2」側は、会員を識別するために、OpenID側から発行された「識別番号」のみしか知らされていない事になる。そして「識別番号」だけでは、OpenIDで利用しているアカウント、この場合だとYahoo!Japan、Google、Twitter、Facebookのいずれかのアカウントを、直接操作することなど出来ない。また特に、「リーグ・オブ・エンジェルズ2」は「基本無料、課金あり」なやり方なため、業者側から一方的にOpenIDでのつながりを切断することもできない。これは課金が発生する都合上、業者側がOpenIDを利用して課金を徴収して、あげくOpenIDのつながりを一方的に切断できてしまうとしたら、会員側が課金の返金を要求できなくなるだけでなく、最悪だまし取りや詐欺な話にまで発展してしまいかねないからである。OpenIDのつながりを切るとしたら、こういう話がある以上、会員側(ユーザー側)の方から意図的に切断するしか方法がないようになっているのである。


 さて、長々と書いてきたが、結局私が何を言いたいか、お分かりいただけただろうか。つまりは、「リーグ・オブ・エンジェルズ2」との関係を断ち切るためには、利用しているアカウント本体(Yahoo!Japan、Google、Twitter、Facebookのいずれか)の方で、「リーグ・オブ・エンジェルズ2」への接続を切断してやればいいのである。ただしこの手続きでは、それまでの識別番号を利用したやり取りに含まれていた情報の抹消まではできないし、仮に課金が発生している場合、安易にこの切断手続きをやってしまうと、後に課金の返還請求とかも相当難しくなってしまうので、それなりに注意して頂きたい。

 一応、「リーグ・オブ・エンジェルズ2」も含めた、OpenIDによる接続を切断できる手続きをできるサイトのまとめ的なWeb記事を見つけたので、そちらも紹介しておく。こちらの各URLをクリックすれば、(ログインした後)直接OpenIDの接続を切断(認証解除)できる場所へ転送されるはずである。

「GoogleやTwitterなどで認証したサービスの解除を行う方法まとめ」 - lifehacker
http://www.lifehacker.jp/2011/02/110207_revoke.html

 とにかくホント、今回の話は「リーグ・オブ・エンジェルズ2」の、「『退会できない』のが『仕様』」なんていう話があまりにもひどすぎたので、せめてもの防御策的な話を、ここにまとめさせてもらった。途中で書いた通り、「リーグ・オブ・エンジェルズ2」側が既に保有している具体的な会員側の情報まで抹消とかは無理なものの、OpenIDの仕組み上、それ以上の情報流出はここに書いた手段でストップ可能なはずなので、同様の状態にある方にはオススメできる話である。ただし、これも途中で書いたが、課金が発生してしまっている場合は、これをやってしまうと逆にこちらからの課金返還要求とかがかなり難しくなってしまうので、そういう人にはあまりオススメできない。

 私は課金発生まで行ってなかったので、一応ここの手段で何とか「妥協」はしたが、はっきり言って「リーグ・オブ・エンジェルズ2」の「『退会できない』のが『仕様』」なんて話は、ほとんど詐欺に近い話じゃないか・・・
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